日本武尊と弟橘媛命の神話の舞台、走水神社から観音崎、願いをかなえる浦賀の叶神社、黒船ペリーゆかりの地 街ぶら神奈川横須賀編 2023.03

今回の街ぶらは京急の馬堀海岸駅からスタート。横須賀の観音崎から古事記・日本書紀で知られる走水神社や黒船が最初に来航した浦賀の叶神社に立ち寄り、ペリー公園のある久里浜までのコース。爽快な横須賀の海、古事記ゆかりの神社と願いの叶う二つの神社、日本の近代の幕開けとなったペリー来航ゆかり場所を楽しむコース。

この記事のポイント
  • 馬堀海岸駅から走水観音崎を通ってペリーゆかりの浦賀久里浜への街ぶらルート
  • 見どころ
    • 全長5kmにわたる海沿いの遊歩道ボードウォーク
    • 砂浜の美しい海岸(たたら浜)
    • 走水神社(日本武尊と弟橘媛命の神話の舞台)
      • 走水」の名の由来
      • 橘神社」の由来
      • 東国を「東(吾妻:あずま)」と呼ぶようになった訳
    • 願いが叶う浦賀海道を挟む二つの神社(叶神社)
    • ペリーが来航した際に交渉窓口となった奉行所(浦賀奉行所)
    • 近代日本の幕開けの地(ペリー上陸記念碑ペリー記念館
  • 人気グルメ
    • 大変リーズナブルで美味、まぐろのすきみ丼(カフェエルム)
    • 久里浜駅の人気の寿司屋(ひさご寿司)
    • ドラマの撮影等でよく使われる海岸になる隠れ家的な人気カフェ
    • 小泉進次郎夫妻が利用する料理屋(磯魚料理 鴨鶴)
  • 発祥もの
    • 日本で最初の洋式灯台(観音埼灯台)
    • 黒船がはじめて来航した浦賀の港、上陸した久里浜。
目次

横須賀市 馬堀

馬堀海岸駅

こちらから街ぶらスタート。

馬堀海岸遊歩道(全長5kmの海沿いの遊歩道)

全長5km。広い遊歩道がひたすら続く海岸線。馬堀海岸駅あたりからの南下だと2km弱くらいか。猿島、遠くに房総半島など東京湾を一望できる、とにかく爽快な遊歩道。

横須賀市 走水

走水水源地(ヴェルニーの水)

南下するとこちら、横須賀の水源地。駐車場の敷地内に湧水を利用した水道水がある。フランス人のフランソワ・レオンス・ヴェルニーさんが明治9年(1876年)、横須賀造船所の用水として送水したのが名の由来。

走水海岸(砂浜が残る海岸)

こちらも爽快。貴重な砂浜が残っています。

かねよ食堂(ドラマの撮影等でよく使われる人気カフェ・レストラン)

漁師小屋をリノベーションしたカフェ・レストラン。いろんなドラマの撮影で使われてる人気店だとか。たしかになんとかく隠れ家的な雰囲気がよさげ。この日はオープン前だったので残念ながら通過のみ。

駐車場は15台ほどあるようですが、途中に狭い道があるので車はそこだけ注意が必要ね。

破崎緑地展望デッキ

草木が結構なボリュームで生い茂ってて、この日はあまり景色は見られず。

旗山崎公園/走水低砲台跡

公園内に、明治時代に建設された「走水低砲台」の遺構の多くが現存、27cmのカノン砲が据え付けられていた砲座跡や弾薬庫などのレンガ積み構造物が残存。

公園奥は小高い丘の上にあるので、こちらからも東京湾を一望できます。

走水漁港

のちに向かう走水神社に登場する日本武尊が、ここから船に乗ったのでは、と伝えられている漁港。

走水神社(日本武尊と弟橘媛命の神話と走水の名の由来)

日本武尊と弟橘媛命を祀る神社。古事記・日本書紀にある日本武尊の東征の途中、海を鎮めるために弟橘媛命が入水した神話で知られている。

景行天皇の命を受け東征に向かった日本武尊はこちら走水に辿り着き、船で対岸の上総・下総の国(今の千葉県)へと渡ろうとした際、突然の暴風雨に見舞われ転覆の危機に陥った。

その際、お后の弟橘媛命が「このように海が荒れ狂うのは、海の神の荒ぶる心のなせること。私が海に入り、荒ぶる神の御魂の怒りを鎮めましょう」と告げ、「さねさし さがむのおぬにもゆるひの ほなかにたちて とひしきみはも※」と辞詠し、入水。

直ちに波は凪ぎ、風は静まり日本武尊の乗った船は無事、上総国に渡ることができた。

※:かつて相模の野原で、放たれた火が燃える中、私の身を案じ、安否を確かめてくれた貴方(日本武尊)よ。

「走水」の名の由来

この時、船は水の上を走るように上総国に進んだ様子から、このあたりを「走水」と云われるようになった。

「橘神社」の由来

また、弟橘媛命が入水してから数日して海岸に櫛が流れつき、村人たちは社を建て櫛を納め橘神社とした。こちら以外にも各地に弟橘媛命ゆかりの神社があります。

東国を「東(吾妻:あずま)」と呼ぶようになった由来

その後、上総・下総、常陸、日高見の国々の蝦夷を討ち、平らげて京に帰る途中、碓氷峠より遥か東方に光る走の水の海の輝きを眺め、日本武尊は海に身を投じ、武運を開いてくれた弟橘媛命を偲び「ああ、吾が妻よ」と嘆き呼びかけたと云う。これが東国を東(吾妻:あずま)と呼ぶようになったと云われている。

草薙之剣の由来

東征途中、静岡(焼津)において賊にだまされ火攻めの難に遭遇したが、天叢雲之剣で草を薙払い、向火を放ち形勢を逆転させて賊を討伐したと云われ、これよりこの神宝を草薙之剣と呼ばれ、以来熱田神宮の御神宝となっている。

弟橘媛命の記念碑

味美食堂(アジフライが人気)

走水神社の前にある、アジフライや穴子の天丼が人気の食堂。

観音崎

走水観音崎ボードウォーク

浦賀水道を望む、観音崎の海岸沿いの木製の遊歩道。歩きやすい。

横須賀美術館

奥にガラス張りが特徴の美術館。横須賀の市制100周年を記念し、2007年に開館。

観音崎海岸小突堤

アジ・メバル釣りによさそうな小突堤が。

カフェエルム(リーズナブルな食堂でランチ)

まぐろすきみ丼。ドリンク付きでこの値段↓。コスパ細川たかし。地元の人もくるのでこの値段設定なんだって。

海駅「夢Dream」食堂 観音崎(閉店)

各種定食にBBQセットの貸し出しをしています。(2023年8月末で閉店)

神奈川県立観音崎公園(灯台や砲台跡などの歴史的遺構がある公園)

観音崎の岬の上に広がる県立の観音崎公園。園内には灯台をはじめ砲台跡などの歴史的遺構や観音崎自然博物館がある。さきほどお横須賀美術館もそのひとつ。

公園内の遊歩道を歩きます。

観音埼灯台(日本で最初の洋式灯台)

日本で最初の洋式灯台。明治元年9月に起工、翌年1月1日に点灯。
初代は横須賀製鉄所で作られたレンガを使用した洋館建ての灯台だったが、大正11年4月の地震で壊れ、翌12年3月に二代目が再建されたが、同年9月の関東大震災で再度倒壊、現在の灯台は三代目。

観音崎自然博物館

博物館の裏手。こちらもアジ・メバル釣りによさそうね。

ゴジラの足跡(恐竜の滑り台のゆかり?)

かつて、こちらを子供たちが遊べる観光地にしようと、地元企業がたたら浜に「恐竜のすべり台」を設置。昭和48年に撤去されたその滑り台は「ゴジラのすべり台」と呼ばれていた。その名残でゴジラの足跡があるようです。(2025年にリニューアル時に撤去され、現在は足跡をかたどった大型のベンチが設置されているようです)

たたら浜(美しい白砂)

透明度が高く、美しい白砂の海岸。

磯魚料理 鴨鶴

小泉進次郎夫妻のお気に入り?と聞いた記憶のあるお料理屋。

浦賀(黒船が最初に現れた港)

叶神社 (願いが叶う浦賀海道を挟む二つの神社)

浦賀海道の東西にある二つの神社。こちらが西叶神社。

伊豆に配流されていた文覚上人が、源氏の再興を願い京都の石清水八幡宮の分霊を迎えて創建したのが始まり。その後、源頼朝が平氏を滅ぼし、鎌倉幕府を創設・再興を果たしたことから、願いが叶ったとして「叶神社」と改名された。主祭神は誉田別尊(応神天皇)。

こちらの神社、勾玉のお守りが人気らしい。西叶神社で授与される勾玉のお守りを、もうひとつの東叶神社でいただくお守り袋にいれると一つのお守りになるという、なんとも遊び心あふれる縁結びのお守り。お好きな方はぜひ。

石段の両脇にあるソテツは、源頼朝が伊豆から移植し奉納したと伝えられている。

身代わり弁天社

勝海舟断食之跡勝海舟・渡航祈願の井戸

浦賀港

黒船が最初に来航した港。みなさんイカ狙いのよう。

ところどころでイカ墨がみえます。コウイカ狙い、かな?。

浦賀の渡(東渡船場)

浦賀の渡し。約3分ほどの船旅。船代は400円也(2026.7現在)。

岩城屋

味のある食堂。

大衆帰本塚

この地が開発される前の様子と無縁仏を供養する思いなどが記されてる。

浦賀造船所跡地(ドック前 バス停)

浦賀造船所跡地を見てみたかったが、近づけずこちらから写真のみ。そっか、渡船ならみられたかも。

居酒屋海味

こちらにも味のあるお店が。

西 叶神社(ふたつのお守りを一つに、勾玉のお守りが大人気)

こちら西側の叶神社。西叶神社で授与された勾玉のお守りをこちらでお守り袋に入れましょう(笑)。

浦賀の渡舟(西渡船場)

船番所跡

浦賀奉行所の出先機関であった番所が置かれていたところ。以前に詠んだ島崎藤村の夜明け前を思い出し、史跡を楽しむ。

陸軍桟橋

太平洋戦争終了後、南方や中国大陸からの引き揚げ場。

浦賀奉行所 跡地公園(ペリーが来航した際の交渉窓口)

伊豆の下田にあった奉行所をこちらに移転、ペリーが来航した際に交渉窓口となった浦賀奉行所の跡地。浦賀は黒船が姿を現した最初の地、ですね。神奈川奉行所が開設されるまで、外国との交渉はこちらで行われていた。

時間の関係もあり、残念ながら中島三郎助招魂碑には行けず。

久里浜

開国橋/平作川

ペリー公園ペリー上陸記念碑ペリー記念館

1853年7月14日、日本の開国を求めペリー提督が久里浜海岸に上陸。この事案をきっかけに、翌年日米和親条約が結ばれ、日本は200年以上に渡ってつづけてきた鎖国を解き開国、近代日本の幕開けの地。

ペリー記念館は、ペリー来航に関する歴史的資料や模型などが展示されている。入場料は大好きな、無料。

久里浜海岸

黒船仲通り商店街

こちらを通って人気の寿司屋へ。

ひさご寿司 本店

人気の寿司屋。第二店舗もあり、以前夜の宴会では混雑時にそちらに案内された。

京急久里浜駅

たっぷり歩いた今回の街ぶら、こちらで終了。

今回の行程マップ

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