伊豆半島横断・天城越え 小説「伊豆の踊子」のゆかりをたどる街ぶら静岡編

今回の街ぶらは、伊豆半島。川端康成の「伊豆の踊子」の舞台を巡る街ぶら。
三島駅から出発、「修善寺エリア」・「伊豆市エリア」・「河津町エリア」にある、伊豆の踊子ゆかりの地へ、伊豆半島中央横断の天城越え。
途中、絶品「天城紅姫あまごのづけ丼」や「わさび丼」など、ご当地グルメへ立ち寄る街ぶらルート。
(写真は2024.01現在)

この記事のポイント
  • 伊豆半島の中央横断・天城越え、「伊豆の踊子」の舞台を巡る街ぶらルート
  • 伊豆の踊子ゆかりの地
    • 修善寺エリア
      • 湯川橋(踊子一座とすれ違う運命の場所)
    • 伊豆市エリア
      • 湯ヶ島温泉「湯本館」(川端康成が伊豆の踊子を執筆した老舗旅館)
      • 運命の出会い橋 男橋・女橋(主人公たちが滞在した湯ヶ島温泉)
      • 伊豆の踊り子像(浄蓮の滝入口に立つ二人の像)
      • 踊子歩道(主人公の学生と踊子一座が実際に歩いた「旧下田街道」)
      • 川端康成文学碑・旧天城トンネル(雨宿りの後、トンネルを抜けようやく追いつく場所)
    • 河津町エリア
      • 河津七滝の初景滝「踊り子と私」ブロンズ像(和気あいあいと旅を続けた区間)
      • 伊豆の踊子の宿 福田家(主人公と一座が滞在した温泉宿)
      • 共同浴場(湯ケ野温泉汲み場)・伊豆の踊子文学碑
      • 河津駅 伊豆の踊り子と私像
  • ご当地人気グルメ
    • いちごプラザ(いちご大福の人気店)
    • あまご茶屋 天城湯ケ島店(絶品:天城 紅姫あまごのづけ丼)
    • わさび園 かどや食堂(わさび丼の人気店)
目次

三島駅から街ぶらスタート

伊豆の国エリア

いちごプラザ(いちご大福の人気店)

こちら、いちごスイーツが人気のドライブイン。
施設内にある「大福や」のいちご大福は、年間90万個以上を販売する人気商品。

シンプルな大福。みずみずしい。
大・中・小と、サイズによって値段が変わる。

(写真の値段はは2024.01現在)

修善寺エリア

湯川橋(踊子一座とすれ違う運命の場所)

小説の冒頭、主人公の青年が湯ヶ島へ向かう途中に踊子一座とはじめてすれ違う、運命の場所。

場所は修善寺駅近くにあり、修善寺温泉温泉まで2kmあたり。

伊豆市エリア

あまご茶屋 天城湯ケ島店(絶品:天城 紅姫あまごのづけ丼)

養魚場直営の「あまご料理」と「生わさび」の専門店。
写真は紅姫あまごのづけ丼。
3年かけてじっくり育てられたブランド魚「天城 紅姫あまご」を特製ダレに漬け込み、中央に希少な「黄金いくら」をトッピング。至高の逸品。

「清流の女王」と呼ばれる、あまご。
通常は、体長15〜20cmほどだが、こちら下山養魚場の「天城 紅姫あまご」は、わさび田から引き込んだ清流を使い、3年をかけ、40cm以上に育てたブランドあまご。

(写真の値段はは2024.01現在)

(写真の値段はは2024.01現在)

店内の様子。

オープン時間と同時に訪問。待ち列はなし。

湯ヶ島温泉「湯本館」(川端康成が伊豆の踊子を執筆した老舗旅館)

川端康成が20代前半から数年間にわたり逗留し、「伊豆の踊子」を執筆した老舗旅館。
館内には川端が実際にこもっていた部屋が「川端の間」として当時のまま保存されている。

運命の出会い橋 男橋・女橋(主人公たちが滞在した湯ヶ島温泉)

本谷川(ほんたにがわ)に架かる男橋と、猫越川(ねっこがわ)に架かる女橋。川の合流点付近にこれら二つの橋が架かっている。
男性は男橋を、女性は女橋を渡り、川の合流する地点で出会った男女は結ばれる、向こうから歩いてきた人が運命の人、という言い伝えがあるそうな。

伊豆の踊子の作中、主人公たちがこちら湯ヶ島温泉に滞在し、このあたりを散策。

ひっそりとしていて、向こうからは誰も歩いていない w。

伊豆の踊り子像(浄蓮の滝入口に立つ二人の像)

浄蓮の滝の入り口付近、「学生(私)と踊り子(薫)」が2人並んで歩く姿のブロンズ像が立っている。
映画やドラマに登場する定番のスポット。

浄蓮の滝

石川さゆりさんが歌う名曲「天城越え」にも登場する、高さ25m、幅7mにわたって流れ落ちる浄蓮の滝。
天城越えの文学旅情を味わうにはもってこいの場所。

踊子歩道(主人公の学生と踊子一座が実際に歩いた「旧下田街道」)

ちかくに、踊子歩道があった。ここを歩いて旅をした、ということなのだろうか?。

街ぶら後、自宅に帰って調べてみると・・・
「踊子歩道」は、主人公の学生と踊子一座が実際に歩いた「旧下田街道」そのもの。
約19.4kmのハイキングコースとして整備され、全区間を歩くと約6時間、らしい。。。

天城わさびの里 (道の駅 天城越え)

道の駅 天城越え内にある、生わさびの専門店。

水生地下駐車場

川端康成文学碑と旧天城トンネルへの散策に、こちらに車を駐車。

川端康成文学碑

国道414号(踊り子ライン)の天城大橋から、旧道(旧天城トンネルへ続く砂利道)へ300mほど入った杉林の中、ひっそりと建てられていた。

旧天城トンネル(雨宿りの後、トンネルを抜けようやく追いつく場所)

旧道をそのまま歩くと、約1km(徒歩約15分)の場所に旧天城トンネル(天城山隧道)がある。
明治38年に開通した石積みの美しいトンネル。国の重要文化財。

激しい雨に追われ、峠の茶屋での雨宿りで踊子たち一座と再び出会う主人公の「私」。先に茶屋を出発した踊子たちを追いかけ、薄暗いトンネルを駆け抜けた末にようやく追いつく、作中で最もドラマチックなシーンの一つ。

「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思ふころ、雨足が杉の密林を白く染めながら、すさまじい速さで麓から私を追って来た。」 (文学碑に刻まれている、伊豆の踊子一節)

河津町エリア

わさび園 かどや食堂(わさび丼の人気店)

自分で「生の本わさび」をすりおろしていただく「わさび丼」が名物の超人気店。

お店はご飯が売り切れると営業終了。だいたい昼過ぎには終了するので、いただくなら午前の訪問がよい。
ブログ管理者は、この日は伊豆の踊子スポットを巡りながらの遅い時間の到着だったので、すでに受付終了していた。

ご飯の上に、おかか(鰹節)がのった丼に、サメ皮のすりおろし器で天城の本わさびをすりおろし、醤油でいただく。超シンプル。超楽しい。(写真は別日訪問時にいただいた時のもの)
訪問時の街ぶら記事はこちら▼。

河津七滝(かわづななだる)

河津川の上流約1.5kmの間に点在する、7つの滝の総称。

この地域では滝を「たる」と呼ぶらしい。
水が垂れるという意味の「垂水(たるみ)」に由来する、平安時代からの方言が今もそのまま残っている、とのこと。

河津七滝 (初景滝)(和気あいあいと旅を続けた区間)

峠を越えて安堵した主人公の「私」と一座が、和気あいあいと旅を続けた区間。
7つある滝のうち「初景滝」に、「腰掛けた学生と、その傍らに佇む踊り子」のブロンズ像が設置されている。

「踊り子と私」ブロンズ像

大岩成就(河津七滝)

遊歩道の途中。
大きな岩に願いを込めながら小さな石を3回投げ、1つでも岩の上にのせることができれば願いが叶うという。

なんでも、男性は「左手」、女性は「右手」で投げるが良い、というのが地元の習わし、だそう。

伊豆の踊子の宿 福田家(主人公と一座が滞在した温泉宿)

峠を下りた主人公と一座が滞在した温泉宿。明治12年の創業。
宿の玄関前には、恥ずかしそうに佇む「踊子の銅像」があり、隣の敷地に「伊豆の踊子文学碑」がある。
また、川端康成が実際に宿泊し、映画のロケにも使用された客室が当時の姿のまま「踊子の間」として保存されている。

共同浴場(湯ケ野温泉汲み場)

宿のすぐ横を流れる河津川の対岸にあった、湯ヶ野共同浴場。小説の舞台。
朝、湯ヶ野共同浴場から裸の踊り子が主人公の「私」に向かって、無邪気に手を振り、主人公の「私」が「あぁ、彼女はまだ子供なんだ」と気づいて、心が解きほぐれる名場面。

かつては、観光客や福田家の宿泊客も利用できたが、現在は湯ヶ野地区の地元住民のみが利用できる「組合員専用」の浴場(湯ケ野温泉汲み場)となっている。案内版などはないが、おそらく名場面の舞台はこちらと思われる。


伊豆の踊子文学碑

福田家の隣敷地内に、川端康成自身のレリーフと碑文が刻まれた「伊豆の踊子文学碑」が建てられている。

「湯ケ野までは河津川の渓谷に沿って三里余りの下りだった。」
 (碑に刻まれている、伊豆の踊子一節)

ブログ管理者はレンタカーでの移動だが、そのとおり。下りみち。

踊り子の足湯

河津駅

河津駅 伊豆の踊り子と私像

初景滝のブロンズ像と同じ作者の作品。
初景滝のブロンズ像は、なんとなく「まだ距離感がある二人」に対し、こちらは、「旅を通じてすっかり心が通じ合った二人」、が表現されている。

学生はこのまま東京へ、踊子は出身地の大島にもどったか、旅を続けたのか。


「伊豆半島横断、伊豆の踊子ゆかりスポット」への街ぶらは、こちらで終了。

伊豆町エリア

弓ヶ浜(名の通り 弓のように美しい白砂ビーチ)

)

天気もよかったので、おすすめスポットに立ち寄り。
その名の通り、弓のように美しい弧を描く約1.2kmの白砂のビーチ。

下田市エリア

下田海浜ホテル

伊豆半島に多くのホテルをもつ伊藤園。
食べ呑み放題(アルコール含む)で一人なんと、一万円以下。

今回の街ぶらマップ

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